- きする
- I
きする【帰する】(1)最後にはそうなる。 結果としてそうなる。
「無に~・する」「烏有(ウユウ)に~・する」
(2)従う。 帰依(キエ)する。「久しく法相大乗の宗を~・す/平家 7」
(3)罪・責任などをある人に負わせる。「罪を他の人に~・する」
帰する所(トコロ)つまるところ。 結局。II「~, 原因は一つだ」
きする【期する】(1)時期・期限を定める。「午前一時を~・して攻撃を開始する」
(2)必ず実現しようと決意・約束する。「必勝を~・する」「心中ひそかに~・するところがある」「殿上にていひ~・しつる本意もなくては/枕草子 137」
(3)期待する。 予期する。「生還は~・しがたい」
→ ご(期)す期せずして思いがけなく。 偶然に。IIIきする【記する】(1)書きとめる。 しるす。「由来を~・する」
(2)覚えている。 記憶する。「心に~・して忘れない」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.